こんにちは、ゆきるんです。
今回は、Mac と Windows 間で Logicool Flow が突然使えなくなったときに、実際に確認した項目と解決までの流れを記録します。
表示されるのは「コンピュータが見つかりません」というメッセージだけで、原因が見えにくいタイプのトラブルでした。
ネットワーク、OS 設定、セキュリティソフトを順番に切り分けていった結果、最終的に Mac 側 ESET の設定 が原因だと特定できました。
同じ症状で困っている方や、Mac / Windows 併用環境で Flow を使っている方の参考になればうれしいです。
環境と症状
今回の環境は以下のとおりです。
- マウス:MX Master 4
- 接続方法:Mac・Windows ともに Bluetooth
- ソフト:Logi Options+
- セキュリティソフト:Mac = ESET、Windows = McAfee
- 症状:Mac と Windows の両方で「コンピュータが見つかりません」と表示される
- 特徴:以前は使えていたのに、ある日突然つながらなくなった
この「前は使えていた」という状況が少しやっかいでした。
最初から使えない場合は設定ミスを疑いやすいのですが、急に使えなくなった場合は、何かの設定変更や接続先の変化 が原因になっていることが多く、切り分けが複雑になります。
まず結論:Mac 側 ESET のフォールバックルールが原因でした
今回の最終的な原因は、Mac 側 ESET の設定でした。
具体的には、ESET のフォールバックルールにある
「信頼できる第三者アプリへの受信を許可する」
を オン にしたことで、Flow がつながるようになりました。
途中で Windows 側のネットワーク設定も関係していた可能性はありますが、最後まで残っていた本命は Mac 側 ESET の受信制御 でした。
以下、確認した順番を整理して書いていきます。
ステップ1:IPアドレスを確認する
まず、Mac と Windows が同じネットワーク内にいるかを確認しました。
Windows
ipconfig
Mac
ipconfig getifaddr en0
私の環境では、どちらも 192.168.xx.x 系のアドレスでした。
つまり、同じサブネット内にいることは確認できました。
Flow はローカルネットワーク上の通信を使うため、この確認が最初の土台になります。
ステップ2:相互 ping を確認する
次に、お互いが通信できるかを確認しました。
Windows から Mac
ping 192.168.xx.xx
Mac から Windows
ping 192.168.xx.xx
最初の状態では、
- Windows → Mac:成功
- Mac → Windows:タイムアウト
という結果でした。
つまり、Mac から Windows への通信がうまく返ってきていない状態です。
この時点で、Windows 側の設定に問題がある可能性 が見えてきました。
ステップ3:Windows 側のネットワーク設定を見直す
Windows では、接続中のネットワークが
- プライベート
- パブリック
のどちらとして扱われているかで、他の機器から見つかりやすさが変わります。
Flow のように同じネットワーク上の別 PC を見つける仕組みでは、プライベート設定 になっていることが大切です。
確認してみると、接続中の Wi-Fi が パブリック になっていました。
我が家では Wi-Fi が複数飛んでいるので、再起動後に別の SSID へ接続され、その結果パブリック扱いになっていた可能性もありました。
そこで、Windows では以下を見直しました。
- 接続中の Wi-Fi をプライベートに変更
- ネットワーク探索をオン
- ファイルとプリンターの共有をオン
- Windows Defender の受信規則で ICMPv4(エコー要求)を有効化
この設定変更後、Mac → Windows の ping も成功するようになりました。
ここでようやく、Mac と Windows が双方向で通信できる状態になりました。
ただし、それでもまだ Flow はつながりませんでした。
ステップ4:Mac 側の権限を確認する
次に、Mac 側で Logi Options+ に必要そうな権限を確認しました。
- ローカルネットワーク
- Bluetooth
- アクセシビリティ
- 入力監視
この時点では、権限まわりは問題なさそうでした。
ステップ5:Flow の再設定・再インストール
設定情報の破損も疑って、以下も実施しました。
- Flow の設定リセット
flowフォルダ削除- Mac・Windows 両方の再起動
- Logi Options+ の再インストール
途中、再インストール後に Mac が一時的に不安定になり、クリックが効かなくなる場面もありましたが、強制再起動で復旧しました。
ここまでやっても、Flow はまだつながりませんでした。
ステップ6:ファイアウォールを一時的に無効にして切り分ける
ここで Logicool サポートに問い合わせたところ、
「ファイアウォールやセキュリティソフトの影響を確認してほしい」
という案内がありました。
そこで、Mac と Windows のファイアウォールを両方とも一時的に無効にして再起動したところ、
Flow がつながりました。
この時点で、
- ネットワークそのものは問題ない
- Flow 自体も動く
- 問題は セキュリティソフトやファイアウォール側
ということがはっきりしました。
ステップ7:片方ずつ戻して原因を特定する
次は、どちらのセキュリティ設定が原因かを切り分けました。
Windows 側
Windows の McAfee をオンに戻す
→ Flow はつながる
Mac 側
Mac の ESET をオンに戻す
→ Flow が切れる
この結果から、Mac 側 ESET が原因だとかなり絞れました。
ステップ8:ESET の設定を確認する
まず、ESET のアプリケーションルールを確認しました。
Logi Options+ の通信が
- 受信接続:ブロック
- 送信接続:許可
になっていたので、Logi Options+ 本体や関連サービスを個別に許可してみました。
ただ、これだけでは改善しませんでした。
さらに見ていったところ、フォールバックルール に気づきました。
そこにあったのが、
「信頼できる第三者アプリへの受信を許可する」
という項目です。
これを オン にしたところ、Flow が正常につながるようになりました。
今回の決め手は、ここでした。
最終確認:Windows 側も元に戻す
最後に、Windows 側のファイアウォールもオンに戻して確認しました。
結果は、オンでも問題なし。
最終的な状態は以下です。
- Mac 側 ESET
- フォールバックルール
- 「信頼できる第三者アプリへの受信を許可する」→ オン
- Windows 側 McAfee
- ファイアウォールはオンのままで問題なし
- Windows のネットワーク
- 接続中 Wi-Fi は プライベート
- ネットワーク探索オン
確認する順番のまとめ
同じ症状が出ている場合は、次の順番で確認すると切り分けしやすいと思います。
- IPアドレス確認
同じサブネットにいるかを確認する - 相互 ping
双方向で通信できるかを確認する - Windows のネットワーク種別確認
プライベートになっているか、ネットワーク探索がオンかを確認する - Mac の権限確認
ローカルネットワーク、Bluetooth、アクセシビリティ、入力監視を確認する - Flow の再設定・再インストール
flowフォルダ削除、再起動、再インストールを試す - ファイアウォールの切り分け
両方を一時的に無効にして、片方ずつ戻していく - ESET を使っている場合はフォールバックルールも確認
アプリを個別に許可しても解決しない場合があります
おわりに
Flow のために少し高めのマウスを買ったのに、その Flow がいちばん手こずるというのは、正直かなりつらかったです。
でも、今回かなり丁寧に切り分けたことで、
- どこを見ればいいか
- どこから先はサポート案件か
- どの設定が決め手だったか
が、かなりはっきりしました。
同じ症状で困っている方の参考になればうれしいです。
今後も、IT ツールや作業環境まわりで実際に困って解決したことを、わかりやすく記録していこうと思います。


コメント